偽りを演じた
「自分らしさ」のない私
私の人生で一番の挫折であり、最大の苦痛だったのは、中学時代の部活動での経験です。
当時は、部内で順番に仲間外れにされる子がいる、そんな環境でした。私は仲間外れにされないように、自分の意見を押し殺し、常に周囲の顔色をうかがって、当たり障りのない「いい人」でいようと振る舞っていました。
心の中では「この状況は嫌だな」と思っていても、その感情を押し込めて、中心となる子に合わせて生きていたんです。今振り返ると、あれこそが私にとって、最も辛く、そして「自分らしくない」生き方でした。
そんな日々が続き、ついに仲間外れの標的が私に回ってきたとき、私はハッと気づかされました。「人に合わせるって、なんて無駄なんだろう、こんな生き方に意味はない。」と。人に合わせるのではなく、「自分らしく」生きることこそが、何よりも大切だと心から思ったんです。
この厳しい経験があったからこそ、私はそこから劇的に変わることができました。人は変われます。ただし、その変化には想像以上の大きなパワーがかかることも知りました。
「信じ続けてくれる存在」
がくれた、人生の彩
仲間外れにされた私は、一度は孤独になりました。でも、その辛い状況で、ある友人が私に言ってくれたんです。「私は、何があってもあなたの味方だよ」と。
必ず信じて向き合い続けてくれたこの存在が、私を救う、絶対的な支えになりました。
「あの辛い過去には二度と戻らない」という決意が固まり、私は自分の意志で動き始めました。これまで、避けていた自分の考えや、やりたいことについて、勇気を出して言葉で伝えることを始めたのです。
少しずつ自分を表現するようになると、それまで見えなかった世界が見えてきました。今まで顔色をうかがっていた子たちにも、自分の意見をしっかりと伝え、時に周囲に働きかけ、対話をしていくようになりました。自分らしく生きるって、エネルギーはかかるけれど、こんなに楽しくて、幸せなことなのだと心から気づけました。
この経験は、私の中に「一人ひとりの自分らしさを大切にしたい」という揺るぎない確信を植え付けました。
高校に入ってからも、私はこの信念を貫きました。
「これが私だ」とブレずに振る舞うことで、最高の仲間と出会うことができたんです。
あの時、私を信じ続けてくれた存在がいたように、今度は私が誰かの心の支えになりたい。
そして、その人が自信を持って「自分らしく」輝けるようにサポートすること。
それが私の人生の核になりました。
100%で向き合い、
「自信」を届ける人生のパートナー
過去の経験を通じて、「自分らしさ」が何よりも大切だと、はっきりと自分の言葉で言語化できた私は、「人生に本気で向き合うこと」をしたいと強く思いました。
特に、過去の私のように「周りに合わせなきゃ」と、周囲との比較の中で様子をうかがい、自分らしさを諦めてしまっている人たちを見るたびに、「もったいない!」と感じていました。
彼らが自分らしくいられない最大の要因は、「自信のなさ」だと思います。
だからこそ人材業界を見ていましたが、一般的な人材紹介のモデルでは、どうしても「企業側のニーズ」や「ビジネスの論理」という「人材業界のしがらみ」が優先されがちで、違和感があったんです。
そんな時、リンクアカデミーに出会いました。そして、私たちが目指すのは、「目の前の人に向き合い、人生のパートナーになる」という圧倒的な理念でした。
私たちがやっているのは、単なる転職支援ではありません。目の前の人が「こうなりたい(i-Company Vision)」という目標に向かって、必要なスキルを一つひとつ身につけていくことを、徹底的にサポートする仕事です。
「これを学ぶと、自分はこれができるんだ」「自分はこの目標を達成できるんだ」という、確かなスキルの獲得を通じて、揺るぎない「自信」を築いていく。
この「自信」こそが、「人との比較」ではなく「自分が自分を信じられる」ための最高の武器になります。
リンクアカデミーは、踏み出せないでいる人の背中を押し、その人の「人生」そのものに光を当て、一緒に「自信」という名の自分らしさを磨き上げられる場所でした。私は、ここで「努力は必ず報われる」ことを証明したい。そして、目の前の人に「自信を持ってほしい」。目の前の人の未来に100%で向き合える。これが、私がこの会社に人生をかける決断をした最大の理由です。
