何度も腐りかけた大学サッカー部時代、
そして恩師の言葉
人に本気で向き合う。対人関係が希薄になりやすい現代、これほど貴重な時間はないかもしれません。
僕が自分自身と深く向き合ったのは、大学サッカー部で過ごした4年間です。
ただ、その頃の自分はすべての自信を失っていました。サッカー中心の生活は4歳から始まり、高校時代は全国大会にも出場。
キャプテンを務めて大きな実績も残した僕は自信に満ち溢れて、ずっと順風満帆な人生が続くと思い込んでいました。
そして大学サッカーの門を叩くと、全国から集まった200人を超えるサッカーエリート達の中で揉まれ、屈辱的で、鼻をヘシ折られるような思いを何度も何度もしてきました。
今までのプライドや自負が裏目に出てしまい、ミスをしても誰かのせい。文句や不満が心の中を支配し、腐りかけていました。
ただただ苦しくて、でも強がることしかできなかった時期。この時に高校時代の恩師に言われた言葉は、今でも忘れられません。
「お前は自分自身と向き合っているか?」このシンプルな問いは、深く心に突き刺さりました。
当時の僕にとって、つい目を背けたくなる、しかし本質的な問いだったのです。
点ではなく、
線で繋がる信頼関係
僕の転機は、たったひとつの言葉。信頼している恩師からの一言で胸が熱くなりました。
まず捨てたものは、小さなプライドと他責思考。人一倍大きな声出しをすることから、僕は再スタートを切りました。
泥臭くトライアンドエラーを繰り返すのは正直苦しかったけど、本気で取り組もうと決めたことだからこそ充実もしていた。
コーチや監督、そしてチームメイト達から少しずつ信用を得て、どん底からトップチームまで上り詰めた僕は、最終的にゲームキャプテンとして復活。
もし恩師やチームメイトとの関係性がそのとき限りだったなら、僕は今も腐ったままだったかもしれません。
その時その時の“点“ではなく、”線“で繋がりを感じられる信頼関係は、僕の財産であり人生そのものです。そして大好きなサッカーよりも長く続く社会人としての自分の人生を考えた時、本気で向き合う仲間との時間こそが一番大切だと気づきました。
本気の伝播者
「人の心に火を灯す」
世の中には自分の現状を変えようと奮闘しても、冷笑されるような環境下でもがき苦しむ人もいます。
しかしリンクアカデミーでは、顧客に寄り添い、その人が人生において掲げるVisionへの挑戦を、本気でサポートをしています。
僕は今、職種、年齢、性別を問わず多種多様な顧客に対し、変革の機会を提供しています。キャリアナビゲーターという仕事を通じて出会った人々は全員キャリアパートナーです。
だからこそ、臆さずに一歩踏み込んだ発言をする。本気で向き合い行動する。
そんな深い関係性のもと、共に走り切った先に見える景色は、誰もが見られるものではない。
僕にとってこれ以上やりがいのある仕事はありません。
顧客の可能性を見出し、本気のパートナーとして、僕自身が人の心に明るい火を灯せるような人間であり続けたい。